入院・診療

どのような患者さまが入院対象でしょうか?
当院は、回復期リハビリテーション病棟1病棟、障害者等一般病棟3病棟、医療療養病棟1病棟の5病棟を設けております。入院は、疾患、疾病、障害、加齢によって損なわれた生活機能の改善を目指される患者さまや、治療継続が長期化となる患者さまを対象とさせていただいており、それぞれの状態に合わせたリハビリテーションを行うことで、在宅復帰、社会復帰を目指します。詳細はホームページの病棟紹介をご覧いただくか、受付係にお尋ねください。
他の病院からの転院を希望するのですが、どのようにすればいいですか?
現在、入院されている病院の主治医より当院担当医宛ての紹介状をご準備いただく必要があります。その上で、紹介元の地域連携室の相談員より、当院の地域連携部へ事前に相談があります(その際に、紹介状をお受け取りします)。その後、ご家族の方に当院へお越しいただき、入院の予約手続きをしていただきます。
来院が困難な場合は、現在の入院先に当院の地域連携部スタッフが訪問し、ご説明や手続き等を進めさせていただくことも可能です。いつでもお申し出ください。
入院した場合の費用が心配です。
当院のソーシャルワーカーが相談に応じますので、遠慮なくご相談ください。
入院相談時に健康保険証をご持参いただき、負担額の説明等も事前にさせていただきます。
入院中や退院後の生活については、誰に相談したらいいですか?
当院の地域連携部では、患者さま一人ひとりに担当スタッフをつけます。入院から退院まで、心配ごとに常時対応できる体制を整えておりますのでご安心ください。
退院前は、リハビリスタッフと同行し、ご自宅の家屋調査も行います。調査の結果を受け、退院後に無理のない生活が送れるようアドバイス等させていただきます。

リハビリ

回復期リハビリテーション病棟以外でも、リハビリしてもらえますか?
リハビリの対象となる疾患があれば、リハビリできます。ただし、疾患によってはリハビリできる期間が異なりますので、入院の際に、担当スタッフへお問い合わせください。
1日どれくらいリハビリできますか?
回復期リハビリテーション病棟に入院される患者さまにつきましては、1日につき最大9単位(3時間)のリハビリが受けられます。その他の病棟につきましては、1日つき最大6単位(2時間)のリハビリが受けられます。ただし、疾患の種類によってリハビリの時間が異なりますので、個別にお問い合わせください。
毎日リハビリしてもらえるのですか?
リハビリには、疾患ごとに実施できる期限があります。その期限内であれば、毎日リハビリを行うことは可能です。
家族がリハビリの見学をしても大丈夫ですか?
見学は可能です。むしろ見学していただいた方が、患者さまのモチベーションが高まる場合が多いです。また、事前に見学のご希望をお申し出いただければ、リハビリのスケジュールの調整も可能な限り行います。スタッフに気軽に声をおかけください。
同じスタッフの方にリハビリしてもらえるのですか?
基本的には担当制としておりますので、担当のスタッフがリハビリを行います。ただし、当院は全病棟365日リハビリを行っていますので、担当スタッフが休みのときなどは、別のスタッフがリハビリを行うこともあります。
退院してもリハビリを受けることができますか?
当院では訪問リハビリを行っております。リハビリ実施に係る条件を満たしていれば、継続してリハビリを行うことができますので、担当スタッフにお問い合わせください。
入院の場合、毎月、健康保険証の提示が必要ですか?
原則として、毎月確認させていただいております。
遠方で窓口確認が難しい方、止むを得ない理由で提示が難しい方は受付係までお問い合わせください。また、健康保険証や限度額認定証、介護保険等を更新された場合や新しく申請された場合は、必ず窓口への提示をお願いします。
飲み込みのリハビリは行ってもらえますか?

下記条件に基づいてリハビリ介入を行なっています。
①顎切除お呼びした切除の手術後
②脳卒中などによる後遺症をお持ちの方
③嚥下造影検査により多角的に嚥下機能の低下が確認できる方

に対して必要性に応じてリハビリ介入を行っています。

言語聴覚療法の対象となる方はどのような方ですか?
【対象疾患】脳血管障害、頭部外傷、舌癌術後、パーキンソンなどの神経変性疾患 等々
【対象領域】成人の言語障害、高次脳機能障害、摂食・嚥下障害
言語聴覚療法ではどのようなリハビリを行いますか?
当院の言語聴覚療法では主に「摂食嚥下障害」、「構音障害」、「失語症」、「高次脳機能障害」に対してリハビリテーションを行っています
院内で行える嚥下機能検査についてはどのようなものがありますか?
各種嚥下スクリーニング検査や嚥下造影検査(VF)を行うことが出来ます。
院内で行える高次脳機能検査についてはどのようなものがありますか?
多種多様の高次脳機能障害に合わせて検査バッテリーを備えています。
失行・失認:標準高次視知覚検査
注意障害:WMS-R リバーミード行動記憶検査 三宅式記銘力検査
失行機能障害:BADS
知能:MAIS-Ⅲ
等々
※失語症検査:SLTA
リハビリはどれくらいの期間してもらえますか?
回復期リハビリテーション病練は疾患により入院できる期間(日数)は決まっています。
脳血管疾患:上限150日
運動器疾患:上限90日
廃用症候群:上限90日
上記期間の中で、当院担当医師が患者様の状態・状況に応じて入院期間の設定を行います。
どのようなリハビリを受けられますか?
療養病練では理学療法、作業療法、言語聴覚療法、接触機能療法のうち主治医が必要と判断したリハビリを受けていただくことになります。理学療法では立つ、座る、歩くといった基本的な動作のリハビリを行います。作業療法ではトイレ動作、入浴動作、更衣動作といった日常生活に必要な動作のリハビリを行います。また、必要に応じて家事動作や自動車運転の練習を行います。言語聴覚療法では話す、聞くといったコミュニケーションの練習を行います。ごはんを食べる練習も行います。
リハビリはどんな事をするのですか?
起きる・座る・立つといった基本的な動作の練習や歩く練習を行います。また、着替え・トイレ・入浴といった日常生活上で必要な動作の練習も行います。食事の飲み込みや言葉を話す練習もリハビリで行っています。
どのような病気が対象ですか?
脳出血等の脳血管疾患や骨折等の運動器疾患、肺炎などの呼吸器に疾患がある患者様に対するリハビリも実施しています。その他に病気の治療によって体力が落ちた方に対するリハビリやがんの患者様に対してもリハビリを実施しています。
PT・OT・STとはどんな職種ですか?
PTとは理学療法士といいます。基本的な動作の練習や歩行練習を中心としたリハビリを実施しています。
OTとは作業療法士といいます。日常生活上の動作の練習を行います。具体的には着替えやトイレ、入浴練習を実施しています。 STとは言語聴覚療法視と言います。言葉の練習や食事の飲み込みの練習を中心としたリハビリを実施しています。