医療療養病棟

画像:医療療養病棟

急性期治療を受けられた後、もしくは集中的なリハビリテーションを受けられた後に退院が困難で療養の必要性がある場合や、慢性期疾患で長期に療養を必要とする患者さまが対象の病棟となります。
医療区分2・3に該当される患者さま80%以上、退院率年間15%以上の基準を満たすべく、ケアの強化や退院支援を行っています。
長期にわたり患者さまと関わることの多い病棟です。患者さまそれぞれのその人らしい療養生活を送っていただけることを目標に、医師・看護師・介護士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・管理栄養士・歯科衛生士・医療ソーシャルワーカー等が専門性を活かし支援を行っています。

病床数

  • 新館2病棟 42床

特色

幅広いリハビリ内容

脳梗塞や骨折、パーキンソン病などの神経筋疾患、呼吸器疾患等のさまざまな疾患に対しリハビリを行っています。

摂食嚥下障害への取り組み

言語聴覚士、歯科衛生士、看護師、栄養士が中心となり、食べることの障害(摂食嚥下障害)がある患者さまに対して、嚥下機能の評価や訓練を行っています。食べる楽しみをできるだけ長く持っていただけるよう、安全に食べることのできる食事形態の工夫や姿勢の調整、介助方法の検討を行っています。また、摂食嚥下機能の維持につながるよう、食事の前に嚥下体操を行い、誤嚥性肺炎の予防のために口腔内衛生の維持に努めることにも取り組んでいます。

レクリエーション

毎月2回、病棟談話室や庭園を使用しレクリエーションを行っています。レクリエーションを通じて生活にリズムをつけ、また他の入院患者さまやスタッフとの交流の機会を持つことで長期の療養生活の中での楽しみにつなげることになればと考えています。また、ベッドから離れて過ごすことは心身機能の活性化にもつながります。

退院までの流れ

医療区分別対象者

医療区分3
【疾患】
・スモン・医師及び看護師により、常時監視・管理を実施している状態。
【医療処置】
・24時間持続点滴・中心静脈栄養・人口呼吸器の使用・ドレーン法・胸腹腔洗浄・酸素療法(酸素を必要とする状態かを毎月確認)
医療区分2
【疾患・状態】
・筋ジストロフィー・多発性硬化症・筋萎縮性側索硬化症・パーキンソン病関連疾患・その他の難病(スモンを除く)
・脊椎損傷(頸髄損傷)・慢性閉塞性肺疾患(COPD)・疼痛コントロールが必要な疾患が発症して30日以内・脱水かつ発熱を伴う状態・体内出血・頻回の嘔吐かつ発熱を伴う状態・褥瘡・末梢循環障害による下肢末端開放創・せん妄・うつ状態・暴行が毎日みられる状態(原因・治療方針を医師に含め検討)
【医療処置】
・透析・発熱又は嘔吐を伴う場合の経腸栄養・喀痰吸引(1日8回以上)・気管切開・気管内挿管のケア・頻回の血糖測定・創傷(皮膚潰瘍・手術創・創傷処置)
医療区分1 医療区分2・3に該当しない者