リハビリテーション部のご紹介
回復期・維持期・生活期(在宅)のそれぞれに適したリハビリテーションを提供し、患者さまとそのご家族を支援します。また、歯科衛生士による口腔内管理や摂食嚥下リハビリテーションも取り入れるなど、あらゆる面から身体機能の向上を目指します。
回復期・維持期・生活期(在宅)のそれぞれに適したリハビリテーションを提供し、患者さまとそのご家族を支援します。また、歯科衛生士による口腔内管理や摂食嚥下リハビリテーションも取り入れるなど、あらゆる面から身体機能の向上を目指します。
部長(回復期セラピストマネージャー第7期)
二見信次
当院リハビリテーション部は、理学療法士36名、作業療法士31名、言語聴覚士10名、歯科衛生士3名の総勢80名で構成されており、回復期リハビリテーション病棟はもちろん、全ての病棟の対象患者さまに対して365日リハビリテーションを提供しています。そして、患者さま一人ひとりに合ったリハビリテーションを行なうため、その人らしい生活を再構築するために、医師、看護師、介護士、栄養管理士、社会福祉士等と連携を取りながら日々業務に励んでいます。
また一方で、「地域に貢献できる療法士」を目指し、行政等からの依頼を受け、介護予防事業等へのスタッフ派遣も積極的に行なっています。
セラピストはリハビリテーションの専門職としての知識・技術はさることながら、「人をみる」力を身に付けることが重要だと考えています。ここでいう「みる」というのは、ただ単に目に映るものを見るという意味ではなく、五感をフルに使って、その人の全てを理解するという意味です。そして、「理解する」ためには、自分自身がさまざまな事柄に関心を持ち、さまざまな経験をすべく積極的に行動することが必要です。PT・OT・STとしての専門性は大切にしながらも、その枠にとらわれることなく、自分を磨き、人を幸せにできるセラピストにみんなで成長していきたいと思います。
回復期セラピストマネジャーは回復期リハビリテーション病棟協会が認定する資格で、入院患者及びその家族に対する質の高いリハサービスの提供は当然のこと、人的・環境的リスクに関するリスク管理及び多職種との協働、さらに病棟運営に寄与し組織管理の実践をその目的とし活動しています。回復期リハビリテーション病棟では様々な職種のスタッフからなるチームで一人の患者様に関わっており、「協働」の意識が非常に重要となります。一人ひとりの知識・技術はもちろん大切ですが、医療職として、そして時には人として広い視野を持つことが必要とされます。セラピストマネジャーとして日々の業務の中で、そして研修等を行っていく中で人財の育成に努めています。また、当院の理念である「地域のみなさまに安心と生きがいを永続的に提供する」を実践すべく、行政等からの依頼を受け、地域へのリハスタッフの派遣も積極的に行っています。院内でのリハビリテーションのみならず、患者様が地域に戻ってからの生活も視野に入れた活動をこれからも行って参ります。
チームとはそれぞれの得意分野のあるプロたちが、利害関係を超えて、お互いを尊重しつつ、協力し合い、問題解決していくためになくてはならないものです。利他的にチームが動くためには、目的・ゴールがはっきりし、それに向かって互いを尊重しながら、協働することが大切です。セラピストマネジャーとして目標を定め、個々の役割を明確にし、メンバーの力が十分に発揮できるよう努めています。間主観性の希薄になりやすいIT時代だからこそ、人と人が同じ空間で向き合いながら話し合いが出来る空間や関係づくりのマネジメントを心がけて参ります。