検査値異常の判断

2016/10/03
スタッフブログ

こんにちは~検査科です

 今回はちょっと難しいお話です。

 

受診した施設によって結果報告書の数値が異なっている場合があります。

判定の判断基準は健診の種類とか受診した施設によって異なることがあります。

健診分野では検体検査の測定値の判断基準は年齢別、性別により標準化されたものはなく、同じ測定値であっても受診者によって判定が異なることがあります。

例えば、30歳代の女性と60歳代の男性が同一の判定にはならないことは理解いただけると思います。

とはいっても、この範囲を超えた場合には「異常とは言えないけれども見逃してはいけない」という意味で、基準となる数値が示されています。

 

特定健診の場合、一般的な病院の判定基準と異なり、

血糖値100m/dl以上、HbAic5.6%以上、LDLコレステロールは120mg/dlを判定基準にしています。

血圧高値の判定も収縮期130mmHg、拡張期85mmHgとしています。

特定健診では予防医学的な見地から、生活習慣病を見直し、また経過観察を必要とする数字としてより厳しく設定されています。

 

(検査科)