僕の山想記④・鯨ヶ岳(標高615.9m)登山

2021/06/21
スタッフブログ

放射線科です
コロナ感染も少しだけ収まりかけている213()
美東町・絵堂の鯨ヶ岳登山を計画しました。
過去12回登山経験がありますが、山中峠コースは、
初めての挑戦です
山名の由来は、尾根の形がクジラに似ているとか、
崩壊地形が意味する『クヅラ』『クジラ』によるもの等、
諸説あるようです。
830分過ぎ自宅を出発。山中峠には、930分頃到着
しました。到着時、登山口が、分からず峠道周辺を
右往左往して、やっと青色の指導標識を見つけ、荷物
整え元気に出発しました。天気は、曇です

このコースは、3つの送電鉄塔を通過して、山頂に至る
もので、特に山頂直下の急登は、うんざりするぐらい長い、
とガイドブックに記載されています。
歩き始めて直ぐに、ジグザグの急な道になり、何度も立ち
止まり呼吸を整えて、前進します。コースには、登山道に
沿ってピンク色のリボンの目印が多くあり、倒木等で道を
迷いそうな時、大変助かります。感謝です
暗い杉林を抜けると、第1の鉄塔に到着しました。
展望が素晴らしいので、良い休息地点になります。
水分補給とチョコを一粒口に放り込み直ちに第2鉄塔に向
かい出発です。
ここからは、尾根道になり大小のピーク越え、第二鉄塔に
到着しました。ここで大休憩です。

ポットに詰めた熱いコーヒーを飲みながら、もち吉の煎餅を
まるかじりし、一息入れました。
ここまで、登山口から約1時間かかりました。

エネルギーを充分補給して、第三の鉄塔を目指します。
10分ちょっとで到着しました。道もしっかりして歩きよいです。
ここからの展望は、素晴らしいです。ふと振り返ると鯨ヶ岳山
頂が見えます。まだまだかなり距離があり、ため息をつきながら、
撮影した写真が下の写真です。

しばらく展望を楽しみ、いよいよ山頂を目指します。
最初大小のピークを越える急斜面のアップダウンが続き、
最後のピークから先は、うんざりするほどの長い急登です。
ロープにつかまりながら、何度も、立ち止まり呼吸を整え
ます。果てしなく続く様な急登の登山道を見上げながら
『何でこんな事をしているんだろう?』と、最近血の巡り
が特に悪くなった頭で必死に考え、ヨロヨロした足取りで
一歩一歩、ハアハア言いながら、やっとの思いで山頂に
到着しました。登山口から2時間弱かかりました。
予定より遅いです。

山頂で、記念写真を撮影して、少し早い昼食です。
ガスコンロでお湯を沸かしている間、ひと回りデカい
おにぎりをパクつき、沸騰したお湯を、特製カップそば
(これが旨い)に注ぎ、餓鬼のように食べ、やっとひと息入
れました。何となくですが、意味のない幸せを感じます
30年前の山頂は、展望が良く、秋吉台・サファリパークが
一望できましたが、今は、周辺の木々が大きく育ち、展望は、
余り良く無く、ちょっとだけ残念です。さらに登山者が、
土曜日なのに誰一人登って来ず、ちょっぴり寂しいので、
早々に下山することにしました。下りは、快適で、途中第2の
鉄塔で、小休止して、約1時間弱で山中峠に無事に到着しました。
下山した途端、山頂直下の辛かった登りの想いはすっかり
忘れて、次回は、帰りの車窓から見える『桂木山(669.1m)』に
挑戦しようと考えている、懲りない高齢者・登山愛好家です。

「放射線科」